あらすじ
十年ぶりに故郷・小豆島へ帰ってきた
宍甘裕子(しじかいゆうこ)
そこで再会したのは
高校時代からの幼なじみの
兼基上総「かねもとかずさ」だった。
島に残り、醤油造りの仕事を続ける上総と、
東京で長い年月を過ごした裕子。
二人は再びバイクに乗り
懐かしい場所や島の絶景を巡っていく。
桜花亭、遍路道、山、海
そして二人だけの思い出の場所。
高校時代の記憶をたどりながら
止まっていた二人の時間が少しずつ動き始める。
けれど裕子には
上総にまだ伝えていない秘密があった。
若い頃
二人は「島の向こう」にある世界に憧れていた。
しかし再び島を走る中で
本当に大切なものに気づいていく。
小豆島の陽だまりのように
あたたかく
そして切ない
二人を描いた物語。