あらすじ

凪と琴葉は、幼い頃からずっと一緒だった。 同じ家で暮らし、同じ道を歩き、 くだらないことで笑う。 お弁当を作って、水族館へ行って、 眠る前には「また明日」と言う。 そんな毎日は、 これからもずっと続くはずだった。 けれど、些細なすれ違いから二人は 喧嘩をしてしまう。 素直になれないまま、 その夜、凪は家を飛び出した。 琴葉は思っていた。 明日、ちゃんと謝ろう。 凪も思っていた。 明日、ちゃんと謝ろう。 ――けれど、その「明日」は来なかった。 翌朝。 琴葉に告げられたのは、凪の死だった。 そして凪もまた、自分が死んだことを知る。 琴葉のすぐそばにいるのに、声は届かない。 手を伸ばしても、触れることさえできない。 後悔に沈み、少しずつ日常を失っていく琴葉を前に、凪が願ったのは、ただひとつ。 もう一度だけ、琴葉に声を届けたい。 そんな凪の前に現れたのは、事故で意識を失った一人の少女だった。 届かなかった想い。 言えなかった言葉。 失われた日常。 そして、残された人たちへ 受け継がれていくもの。 これは、別れで終わるはずだった二人と、 そこから始まるもう一人の少女の物語。 『さよならを、君へ』

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/24
  • 現在の作品さよならを、君へ