あらすじ

公爵令嬢エレノアは、異母妹ロザリンドと、婚約者だった王太子ヴィルフリートの手によって、崖から突き落とされた。邪魔な正妻の娘を消し、すべてを奪うために。 冷たい谷底で、エレノアの意識は途切れた――はずだった。 けれど、彼女は死ななかった。谷を通りかかった一人の男に、拾われたのだ。帝国最強と畏れられ、王家すら平伏す絶対の実力者、灰燼の大公ライハルト。 瀕死のエレノアを、大公は自らの手で癒し、守り抜いた。そして、いつしか彼女を、この世で唯一の宝として、狂おしいほどに愛するようになっていた。 二年の時が流れ、エレノアは知る。自分の死をいいことに、妹は公爵家の跡目と王太子妃の座を奪い、今まさに、栄華の絶頂で結婚式を挙げようとしていることを。 ならば、行こう。生きて、あの二人の前へ。 「――ごきげんよう。お二人とも。まさか、わたくしが生きているとは、思わなかったでしょう?」 大公の腕に抱かれて現れた"死者"の前で、奪われた栄華が、罪が、音を立てて崩れ落ちる。彼女を害した者に、灰燼の大公が向ける怒りは、絶対だった。

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小説を読もう2026/09/25
  • 現在の作品崖から突き落とされ死んだはずの私は、大公さまに拾われ生きていました 〜妹と元婚約者の結婚式に、その大公の腕で現れたら、二人の栄華が音を立てて崩れました〜