あらすじ
家賃も払えないほど困窮していた大学生の樹は、同級生の冬真から突然「じゃ、うち来れば?」と声をかけられる。
端正な顔立ちで友人も多く、裕福な家庭で自由気ままに生きる冬真。
バイトに追われ、大学でもいつも一人で過ごす樹。
性格も境遇も正反対の二人が、ひょんなことから一緒に暮らし始める。
引っ越し蕎麦、誕生日、何気ない会話――樹にとっては初めて知る世界で、冬真にとっても、いつしかかけがえのない時間になっていた。
やがて大学を卒業し、それぞれの道へ進む二人。
そして数年後、樹の前に現れたのは、かつての冬真とは別人のようになった彼だった。
俺は、冬真のことを何も知らなかった。