あらすじ
「休暇ですか?」
「はい。そうです。変ですか?」
道草さんが宮殿のお仕事をお休みするなんて、とっても珍しかったので、思わずつい林林は聞いてしまった。(恥ずかしい。たぶん顔にも素直に驚きが出てしまっていたと思う)
お昼の宮殿の食堂は混んでいて、みんな楽しそうに美味しい料理を食べている。
道草さんの前には白いご飯と焼き魚、林林の前にはおにぎりとたまご焼きがあった。
道草さんは綺麗に焼き魚を食べていて、そんな焼き魚の骨を見てから、林林はおにぎりを一口食べた。
「友達に会いに行くんです」
くすっと笑いながら道草さんは言った。(たぶんほかの人もみんな私のように驚いたのだろうと思った)
「お友達、……ですか?」
「はい。『とても大切な古い友達』です」
いつも一人で過ごしている道草さんにお友達。もちろん変わり者の道草さんにもお友達はいるのだろうけど、やっぱり少し驚いてしまった。