あらすじ
小さな野良猫だったミケは、母猫を待つうちに兄弟を失い、ひとりで母を探しに出る。
そこで倒れていた母を見つけるものの、冷たい雪の中で力尽きかけていた。
そんな時ミケを救ったのは、四人の優しい家族だった。
美羽、美紅、父、母。初めて知る温かな家族と、美味しいご飯。その子猫は「ミケ」という名前をもらい、幸せな毎日を過ごしていた。
けれど、幸せな時間は突然終わりを迎える。
大地震によって家族を失い、ミケもまた、そのそばで静かに命を終えた。
次に目を覚ました時、ミケは白銀色の毛並みを持つ巨大な聖獣へと生まれ変わっていた。王家から契約を求められても、ミケが望むのはただひとつ――大好きな家族と、もう一度会うこと。
何年もの孤独な時を越え、ついに懐かしい匂いを感じ取ったミケ。その先にいたのは、生まれ変わった家族だった。
「ミケ!」
懐かしい声に迎えられ、ミケは家族と再び契約を結ぶ。
今度こそ、離れない。
そして今度は――ぼくが、みんなを守るんだ。