あらすじ
目を覚ますと、窓のない部屋に閉じ込められていた。
モニターに現れた仮面の男は告げる。
「諸君にはこれより、命を懸けた――」
しかし、流れる音楽は陽気なウクレレ。画面には司会台本が丸見え。命を奪い合うための武器は、泡立て器とトングだった。
どうやら、このデスゲームの運営担当は今日が初出勤らしい。
あまりの不慣れさに、恐怖より先に口を出してしまう参加者たち。ところが、減り続ける制限時間も、彼らを殺す装置も、冗談ではなかった。
死にたくない四人と、人を殺す仕事だと知らなかった新人一人。
史上もっとも締まらない脱出作戦が、いま始まる。