あらすじ
鉄道好きの青年は、勇者召喚に巻き込まれて異世界へ転移した。
勇者たちが強力な戦闘能力を与えられる中、彼が得たのは《鑑定》と《路線設計》。
戦闘では何の役にも立たない。
そう判断され、彼は勇者一行から追放される。
辺境へ流れ着いた彼が出会ったのは、一人の獣人の少女。
そして、鉱山で大量の荷物を運べず困っている人々だった。
「これ……レールを敷けばいいんじゃないか?」
木材を二本、地面へ並べる。
その瞬間――
【軌道輸送を確認】
【前提条件達成】
【RAILWAY DEVELOPMENT SYSTEM 解放】
目の前に現れたのは、巨大な鉄道開発ツリーだった。
木製軌道。手押し貨車。鉱山鉄道。鉄製レール。蒸気機関車。駅。信号。橋。トンネル――そして、その遥か先には未知の技術まで。
「……俺、鉄道を作れるんじゃないか?」
一本の粗末な木製軌道から始まった二人の挑戦は、やがて町をつなぎ、国をつなぎ、人と物と文化を動かしていく。
これは、戦えないから役立たずと追放された鉄道好きが、自分ではなく「仕組み」を最強にしていく物語。