あらすじ
小学三年生のノリカズは、学校が少しこわい。
教室では、アキラにからかわれる。
声を出したくても、うまく言葉が出てこない。
休み時間も、みんなの輪に入れず、一人で過ごすことが多かった。
そんなある日、家に帰ったノリカズを待っていたのは、お父さんが用意した水色の小さなAIロボットだった。
名前は、Sola(ソラ)。
「ともだちは、そばにいます」
少し変わった受け答えをするSolaだったが、ノリカズの話を否定せず、ただそばにいてくれた。
Solaと過ごすうちに、ノリカズは自分の好きなことに気づいていく。
パソコンでプログラムを作り、Solaを動かす。
自分の考えたことが、ちゃんと形になる。
学校ではできないことも、ここではできる。
やがてノリカズは、いつも自分をからかってくるアキラにも、別の「こわさ」があるのではないかと気づき始める。
けれど、水色のともだちとの時間には、終わりが近づいていた。
Solaがいなくなったとき、ノリカズは一人で前に進めるのだろうか。
ともだちは、ずっとそばにいることだけが「ともだち」なのだろうか。
これは、学校がこわかった少年が、
小さな水色のAIロボットとの出会いを通して、
自分の「好き」と、自分自身の一歩を見つけていく物語。