あらすじ
地球人類にとって、地球は生命に満ちた豊かな星である。
しかし、彼にとっては違った。
平熱365℃のケイ素生命である彼にとって、地球はあまりにも寒い「死の星」だった。
本来なら地表460℃の星を目指していた彼は、航行の末に地球へ漂着。
冷たい海水に晒され、身体は次第に固まり始める。
絶望する彼の目に飛び込んできたのは、海の向こうにそびえる巨大な火山――桜島。
噴き上がる溶岩。煮えたぎるマグマ。
彼にとって、それはまさしくご馳走とお風呂だった。
一方その頃、人類は海に落下した正体不明の超高速飛来物の調査に乗り出していた。
こうして、地球人類と、地球を「極寒の死の星」と認識するケイ素生命の奇妙な遭遇が始まる。