あらすじ

八十歳で天寿を全うした祖母・千代。 四十九日を終えた夜、孫の雅巳の枕元に現れた千代は、自分が人間ではなく、白蛇の土地神から魂を分け与えられた存在だったと告げる。 そして雅巳に頼んだ。 「この町を、ダムに沈めないでください」 市長でも県知事でもない雅巳に、建設計画を止める力などない。だが、千代を慕っていた町の老人たちが集まり、古い地質調査報告書や山に残された記録を調べ始める。 町に残りたい者。 補償を受け、町を出たい者。 町を守ることは、住民をここへ縛りつけることなのか。 いつかなくなるかもしれない町の終わりを、誰が、どのように決めるのか。 死んだ祖母ちゃんと孫、そして元気な老人たちが挑む、少し笑えて静かに切ない現代ファンタジー。

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カクヨム
カクヨム2026/09/24
  • 現在の作品町は、まだある。