あらすじ
商店街の片隅にある紅茶専門店「純喫茶レモン」。
店長の円香は、ある日店を訪れた少し変わった客・直樹と出会う。
紅茶の淹れ方に口を出され、最初は「面倒くさい客」だと思っていたはずが、直樹はいつしか常連になり、やがてレモンで働くことに。
仕事中は「店長」
閉店後は「円香」
二人で紅茶を飲む夜が増え、いつの間にか閉店後のテーブルには、二つのカップが並ぶのが当たり前になっていた。
けれど、直樹が円香への想いを自覚したころ、円香の前に一人の男性が現れる。
好きだから、幸せになってほしい。
好きだから、言えない。
そして円香もまた、自分の気持ちに気づいたときには、直樹には好きな人がいると思い込んでいて――。
二つだったカップが、一つになる。
小さな純喫茶を舞台にした、すれ違い両片思いの恋物語。
※本作は、以前公開していた作品を再構成・改稿したものです。