あらすじ

半年後、このラジオ局はなくなる。 経営悪化と設備更新費の問題から、閉局がほぼ決まった小さな地方FM局。 最後まで残されることになったのは、金曜深夜0時から2時までの生放送だった。 集められたのは、音響、プロデューサー、パーソナリティ、ディレクター、構成作家、リポーター、編集・配信担当――仕事も性格も違う七人。 局から求められたのは、 「余計なことはせず、事故なく最後まで」。 けれど、深夜の番組には少し変わった声が届き始める。 午前1時37分に、閉店した喫茶店の名前を一度だけ読んでほしい。 父の誕生日に曲を流してほしい。でも、本当の理由は放送しないでほしい。 返事も解決もいらない。ただ、誰かに知っていてほしい――。 声を集め、事情を知り、言葉を整え、音を送り出すうち、七人は気づいていく。 知ることと、伝えることは違う。 話してくれたことと、使っていいことも違う。 そして、届くことがいつも幸せとは限らない。 閉局まで、あと半年。 何を放送するか。 何を放送しないか。 終わることが決まったラジオ局で、 七人と、夜の向こうにいる誰かをむすぶ物語。

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小説を読もう2026/09/24
  • 現在の作品さよならまで、しゃべろっか ― 閉局まであと半年。七人の深夜ラジオ。