あらすじ
悪魔を討ち、人々を救う聖職者――司祭。
幼い頃から神を信じて生きてきたベルナールは、長年の修行の末、ついに念願の司祭となる。
天使ウリエルから祝福を授かり、幼馴染のクラリスにも祝福される。
これからも神に仕え、人々を悪魔から守っていく。
――そのはずだった。
司祭就任の日、ベルナールの暮らすセレスティア教会が悪魔によって襲撃される。
大切な者たちを奪われ、自らも死の淵へ追いやられたベルナール。
しかし、その瞬間――彼の身体に眠っていた「悪魔の血」が目を覚ました。
そして魔界で告げられたのは、ベルナールの信じてきたすべてを覆す真実だった。
「お前の父親は、先代のサタンだ」
神を信じ、悪魔を憎んできた司祭。
だが、魔界で悪魔たちの本当の姿を知るにつれ、ベルナールの中で絶対だったはずの善悪が揺らぎ始める。
――悪魔は、本当に悪なのか。
――天使は、本当に善なのか。
――そしてなぜ、天使ウリエルは自分の命を狙っているのか。
人間として育ち、悪魔の血を引く司祭ベルナールが、偽りに満ちた世界で「自分の正義」を見つけていくダークファンタジー。