あらすじ
フォルド・レイ・ラズフェルドは後世に八皇・戦国時代至高の名君、軍神と讃えられる皇帝である。
その出自は皇室直系第十七皇子であり、父は先帝エンドレア・レイ・ラズフェルド。
生まれの時期の遅さも相まって皇帝位継承は望むべくもなく、また父エンドレアからも有象無象の庶子として大した期待は抱かれていなかった。
しかし、彼には他にはない強みがある。
それは自身に宿る他者の追随を許さぬ圧倒的文武の才と自分しか知らない前世である異世界人の知識。
魔法やその他幻想的存在が人々の妄想の産物でしかなく、実在を謳うこと自体が狂気の沙汰と嘲笑われる世界で、人々の研鑽によって生み出された数々の叡智と数千年に渡る人類史の記録を自身の記憶として保持する。
それらを応用して活躍するも、恐れられて中央から遠ざけられることとなる彼は、やがて訪れることとなる擾乱を前にただひたすら国を想い、尽力するが……。