あらすじ
婚約者に何度も結婚式をすっぽかされ、婚約破棄も解消も出来ず宙ぶらりんにされた侯爵令嬢リジェリア。待ちの姿勢に嫌気が差して、婚約や探しを口実に、宮廷魔術師アルガードと共に国を飛び出し魔術の腕を磨く旅に出た。
数年後。アルガードに淡い恋心を秘めつつ、リジェリアは腕利きの魔術師として成長した。
そんな彼女に、ある国の王子が惚れ込み求婚した。婚約者との腐れ縁となった婚約破棄も手伝ってくれるという。
「彼のプロポーズを受ければ、私は幸せになれるでしょうか」
恋心か求婚か。
迷うリジェリアに対し、アルガードは答えた。
「私の弟子なら、『幸せになれるかどうか』ではなく……幸せになると確信して、選択して欲しいものだ」
彼の言葉に、リジェリアは――