あらすじ

「設定は一発デス。確認は不要デス」 そう言った次の日から、機械は確認をやめなくなった。   * 大学でAIの推論を研究していた日野は、職を失った。拾ったのは同級生だった女で、山奥にロボティクス工場を持つ一族の娘、というより会社の本当のオーナーだった。 住んでいいと言われたのは、エレベーターがないので誰も住みたがらない社宅の四階。日野は毎日、三階と四階のあいだで一度止まる。 そこへフランス人の天才CTO・クロエが、来客システムを持ちこんでくる。 一号機は、確認が終わらなくなった。 二号機は、止めるために、止めた証明を要求した。 三号機は、同じ人を管理者だと言った直後に、管理者ではないと言った。 四号機は、間違えないために、何もしなくなった。 壊れるたびに、クロエは機械を四階の窓から中庭の池へ投げる。投げる前の安全確認だけは、指をさして声に出して、きちんとやる。 推論の科学を教えていた男が、推論に失敗する機械を毎週診断する話。 ついでに、四階にはなぜか会社中の美人が集まってくる。

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カクヨム
カクヨム2026/09/24
  • 現在の作品大学をクビになったAI研究者ですが、天才美少女CTOの作る機械が毎回ちがう理由で壊れるので毎週診断しています