あらすじ
【公式企画「秋の文芸展2026」参加作/テーマ:旅】
【第11回アース・スターノベル大賞応募作品】
(※第5回ドリコム大賞 10/9より応募予定)
「敵は本能寺に無きィィイイーーーッ!!!」
天を焦がす爆炎の最奥。明智十兵衛光秀(ヒデ)が目撃したのは、あるべきはずの織田信長(ナガ)の遺体が一滴の血痕すら残さず消え失せた「もぬけの殻」の現実だった。
歴史の教科書が語る「本能寺の変」──それこそが、二人の天才が仕掛けた世界最大のフェイクニュース(国家ボイコット)の幕開けだったのだ。
時は遡り、青年十兵衛は、異国の父の血を引くハーフとして孤独な流浪の身にあった。
彼は古い島国の檻を抜け出し、海の向こうの新世界(ヨーロッパ)へと留学。そこで最先端の科学、医学、銃術をインストールされ、日の本の凡庸な武将(ペルソナ)を完璧に演じ直して帰国する。
そこで出会ったのは、運命の怪物・織田信長。
やがて二人は、誰も立ち入ってはならない禁忌の巨大陵墓『仁徳象徴陵』の奥底へと忍び込み、朝廷ならぬ『晩廷』が千年間隠し続けてきた「在るはずのないオーパーツ」と、改変される前の「歴史の嘘」を目撃してしまう。
「古い檻など、余が跡形もなくぶっ潰してやる!」
覚醒したナガの破壊衝動を裏からプログラミングし、晩廷の陰謀をハッキングしていく十兵衛。
自らの顔を焼き切って十兵衛の宿命を共有した最愛の正室・煕子(ヒロコ)や、無敵の盾たる真・ヤスケと共に、彼らは歴史の裏側で壮大なお膳立てを完了させる。
そして、すべての因縁は本能寺、さらにその先の「世界の大海原」へと螺旋のように繋がっていく……!
泥の椅子(玉座)を笑い飛ばして新世界へと打って出た天才詐欺師たちの、痛快無比な【真の勝利の大航海】の物語。
※本作は、与えられた歴史の史実を盲信し、疑うことを放棄したサピエンスには肌に合わないかもしれません。檻の外の海を視る覚悟のある大人の方のみ、ご入場くださいませ。
(過激と捉えられる表現や現代風刺が含まれますが、完全なフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません)