あらすじ
妻が亡くなり涙が枯れないダメ夫がどの様に立ち上がって生きて行くのかを赤裸々に描く
正直に言うと何も手をつけたくない自分がいる。
でも後悔をしたくはないので無理にでも始めようと思う。
この日記の目的は他界した妻 睦(むつみ)享年63歳に対して夫である幸(ゆき)62歳が(つまり私自身が)妻の死をどの様に受け止めどう向き合っていくのかを記録したものである。
四十九日を過ぎほんの気持ち程度だが自分を客観視出来る様になった。
当時の記憶を辿って妻に対する気持ちの向き合い方とその日の心情を日記と言う形で綴っていく。
ここ数10年、妻の写真や遺言も無い私にとって妻を忘れたく無いその一心から日記にならない殴り書きのメモを書いていた。
それを見直すととても苦痛で思い出す度に当時の辛さを運んで来る。
涙もろい私はまたそこでグズリだす。
でも妻を忘れたくはない。
日記としてきちんと残してあげたい。
そう思うのは今の私にとって自然の流れだと思う。