あらすじ
遠くない未来――ヨーロッパの大部分と旧ソ連地域の広大な領土は、ひとつの国家「S.O.N.」に統合されていた。
戦争も国境も過去のものとなり、人々は統一された社会の中で暮らしている。
第8地域出身の24歳の体操選手、リュドミラ・タリエラゼは、全国スポーツ競技大会への出場を果たすため、首都へ向かう。
彼女にとって首都は、これまでテレビや情報端末を通してしか知らなかった場所だった。
そこで目にするのは、整然とした街並み、近代的な建築、そしてこれまでとは異なる人々の暮らし。
初めて訪れた首都で、リュドミラはさまざまな人々と出会い、いくつもの出来事を経験していく。
そして、彼女が知らなかった世界が、少しずつその姿を見せ始める。
首都は今日も、何事もなかったかのように動き続けていた。