あらすじ

ただ日常を続けるためだけに、好きでもない介護の仕事を続ける男。 ある日、彼の勤める高齢者施設へ、口の悪い老婆が入居してくる。 「ここは老い捨て山以下や。自分では何にも決められん」 職員たちから嫌われる老婆に、男だけは態度を変えない。優しいからではない。誰かを嫌うほどの感情さえ、とうに手放していたからだ。 四方を建物に囲まれた中庭で、老婆は四角く切り取られた空を見上げる。 「今日は、龍さんおれへんな」 その一言が、男の奥に沈んでいた記憶を呼び起こす。

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小説を読もう2026/09/24
  • 現在の作品四角い空に龍はいる