あらすじ

都市銀行の住宅ローン審査部で働く高梨真帆は、交際五年の恋人・佐伯航平との結婚を控えていた。ところが、正式に配賦された住宅ローン案件の申込書を開いた瞬間、指が止まる。 申込人は航平。共同で住宅を取得する予定の女性欄には、真帆の知らない名前。続柄は「婚約者」だった。 利益相反を申告して担当を外れた真帆は、個別案件の情報をそれ以上追わないと決める。無愛想な同期・黒川遼も、仕事の情報を彼女へ持ち出さない。別の担当者が正式なルートで調べる一方、真帆は誰もが読める住宅案内の言葉を見直し、銀行員としての自分を取り戻していく。 裏切りは、一つの恋の話だけなのか。そう疑いたくなる出来事があっても、真帆は個別情報を追わず、公開案内と自分に割り当てられた仕事を整え直す。恋人の言葉ではなく、自分の目で確かめられることから、暮らしと仕事を選び直していく。 婚約者に捨てられた女としてではなく、銀行員として、そして一人の生活者として。真帆は壊れた未来を一つずつ立て直していく。

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エブリスタ
エブリスタ2026/09/23
  • 現在の作品住宅ローン審査で、婚約者が別の女と家を買うと知りました。~破談した私を救ったのは、無愛想な審査部同期でした~