あらすじ
グランベル家の独立によって、王国の食料供給は大きな転換を迫られる。
さらに、フェリクスの身勝手な婚約破棄とリリアへの求婚が独立の引き金となったことで、貴族たちから厳しい責任を問われることになる。
王は息子を守ろうとするが、国王として決断を迫られ、フェリクスは王位継承権を剥奪されたうえ、王族としての身分も失うことに。
離宮で孤独な日々を送る中、彼は成長を続けるグランベル領の様子を知ることとなる。そこで初めて、自分が失ったものの大きさに気づいていく。
アリシアの穏やかな笑顔、リリアの拒絶、そして自分を選ばなかった銀色の聖獣――。
フェリクスは、愛も絆も王子という立場だけでは手に入らないものだったと、遅すぎる後悔を抱えるのだった。