あらすじ
聖なる武器を得る者と、悪魔になる者。
その身体には、同じように傷が現れる。
《スティグマ》と呼ばれるその傷を持つ者を探し、悪魔《エクリプシア》を討ちながら、レオンは各地を巡っていた。
四つ目の町で出会ったのは、仕立て屋の娘ミア。
傷を隠し、母の仕事を手伝っていた少女は、悪魔の襲撃を受けた夜、自らも人の姿を失い始める。
彼女を庇った討伐者は、命を落とした。
だが、その銀の鎖はミアへ応えた。
悪魔でありながら、聖具を握る。
前例のない存在となった少女を、レオンは討伐者たちの本部へ連れ帰る。
変わった身体の検査。聖具を操る訓練。同じ傷を持つ仲間との出会い。
やがて訪れた初任務で、友人が悪魔へ変貌したとき、ミアはその内側に残る人間の気配を捉えた。
これまで、誰も帰ってこなかった場所。
そこへ手を伸ばすため、彼女は自分の身体に宿る魔と、銀の鎖の双方を使う。
その行為が、救いになるのか。
新たな災厄の始まりになるのか。
聖と魔の境に立つ少女と、悪魔を討つ者たちの戦いを描くダークファンタジー。
※序盤はレオンを中心に進み、ミアへ物語の中心が移ります。