あらすじ
『永劫回帰のアルムブルスト』——昔よくプレイしていたゲームに、聖女として転生した限界社畜OL「アリア」が女神「ルーナ」から与えられた能力は回復魔法ではなく禍々しい即死魔法だった。そのせいで魔女と呼ばれ、高貴な身分から追い出されたアリアは、街の片隅のギルドで受付嬢として働く生活を送っていた。
趣味は観葉植物の生育、得意魔法はデス、夢は転生した時に能力を与えた神様にこのバグみたいな能力を消してもらうこと、そしてあわよくばヒールにしてもらうこと……。自分をラスボスの神のもとまで導いてくれるこのゲームの主人公「セレス」の訪れを、受付の業務をこなしながら虎視眈々と狙う日々。
そんなある日、街の商店で一人の女性を見かける。彼女がその主人公の勇者であることに気づいたアリアは、急いで彼女の跡を追う。胸は高鳴っていた。なぜなら、彼女はアリアが待ち望んでいた勇者であると同時に、アリアの初恋の相手だったから……。
だが、アリアを待ち受けていたのは、残酷な真実だった。
「なんで神様の私がこんな目に……。え、この能力をどうにかしてくれ? 今の私には直す力は残されていませんよ?」
セレスの中身は、いつの間にか女神ルーナに入れ替わっていた。
「すみません、新しい神様にBANされちゃいましたので!」
新しい神に神の座を追われた元神の勇者と、得意魔法が即死魔法の聖女の、神を倒す旅が今始まる。