あらすじ
遠い昔、日の沈まぬ時代。
かつて人と獣のみが住まう大地は平であったが『魔』が降り、夜を迎えたことで丸くなったのだそうだ。
すると種は溶けて混ざり合うようになり、
魔が人を侵し
人が獣と交わり
獣が魔を喰らい
やがて血は混ざり始め、多様な生命は多様な種族を産み落として多様な文明を興し、そして多様な形で争いを産んだ。
昼も夜もなく空を赤く灼き続けた夕闇の時代
舞台は、そんな時代を終えた時代。
ならず者、乱暴者、博徒に詐欺師、脱走兵に逃亡奴隷。
そんな連中が『冒険者』と呼ばれる時代__
宛てなく旅する者が、また1人。
【登場人物】
「テキスト」
本作の主人公であり、身の丈6尺を超える比較的大柄な人間(ヒューム)の男性。
浅黒い肌、顔面中に空いたピアスと装飾、どこの地域にもみられない灰色の瞳が特徴。
『冒険者』を名乗りながら世界を宛てなく旅する男であり、旅そのものが目的である。
密入国常習犯。
各国王族、宗教指導者、他種族全般を題材とした猥雑な小説の執筆、頒布により現在各国から愉快犯、或いは政治犯として指名手配中の身である。