あらすじ
大戦から数十年。旧名家制度は解体され、家系を語るを禁じられた「絶対の聖域」――国立白羊学園。
そこに転入してきた大神零士は、約百九十cmの巨躯と規格外の怪力を持て余す、ただの厄介者と見なされていた。だが誰も知らない。彼の正体が、かつて『神の猟犬』と呼ばれた人狼の末裔であることを。
「学園長が、黒魔女の長です」
幼馴染にして異常な忠誠を誓う狂信者・詩音の一言で、零士の学園生活は一変する。夜な夜な黒魔女を討ち、奪われた生徒の記憶と才能を取り戻す零士。しかしその裏で、学園では原因不明の"生徒崩壊"が頻発し、犯人捜しの「追放集会」が強行開催されることに――。
正体を明かせば即終了。家系公言禁止の学園で、人狼であることを隠し通せるのか?
真実を見抜く占い師の少女、人狼を追い詰める風紀委員長、そして全てを盤上遊戯として愉しむ生徒会長――。
誰も信じられない聖域で、"化け物"と呼ばれた男の逆襲が始まる。