あらすじ

「好きです」 公演後、リングジャグラーのロイに突然そう告げたのは、社交界で『色恋令嬢』と噂される伯爵令嬢ヴァネッサだった。 男を次々と誘惑する令嬢。 そう聞いていたロイは、彼女の告白をあっさり断る。 けれど、毎日のようにサーカスへ通うヴァネッサは、噂とはまるで違っていた。 団員みんなに差し入れを配り、練習の邪魔はせず、ロイの公演を誰より楽しそうに応援する。 そして彼女は、決まってこう言うのだ。 「三回目は、必ず成功するもの」 やがてロイは知る。 彼女が『色恋令嬢』と呼ばれるようになった、本当の理由を。 そして、その生き方の原点に、自分のリングジャグリングがあったことを。 そんな中、ヴァネッサが敵国の諜報員に攫われる。 二度も彼女の想いを受け取らなかったロイは、四枚の戦闘用リングを手に取った。 今度は――自分から彼女を迎えに行くために。 これは、何度失敗しても恋を諦めない令嬢と、 舞台ではリングを落とし、戦場では決して外さないリングジャグラーの物語。

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小説を読もう2026/09/23
  • 現在の作品リングジャグラーは色恋令嬢に騙されない