あらすじ
「恋って、どんな味がするんだろう?」
高校二年生のひまりは、明るくて、自分が可愛いこともちゃんと知っている。
告白された回数だって、両手じゃ足りない。
だけど――初恋は、まだ。
親友いわく、恋は綿飴みたいに甘くて、空を飛んでるみたいらしい。
「なにそれ! 私も知りたい!」
ナンパされても「は?」で終わる。
好きでもない人と付き合う気もない。
それでも、恋だけはしてみたい。
そんなひまりが一本の恋愛映画をきっかけに、今までただの風景だった誰かを、ほんの少しだけ気にし始める。
これは、まだ恋を知らない女の子が、
“初恋の一歩手前”までたどり着くお話。