あらすじ
忠義か、謀略か——南宋を揺るがした英雄・岳飛の壮大な物語。
南宋の時代、金国の軍勢が北から押し寄せ、宋朝は存亡の危機に瀕していた。そんな乱世に現れた一人の若き武将・岳飛(がくひ)。字は鵬挙。周侗(しゅうとう)に師事して武芸を極め、軍を厳しく統率し、やがて「岳家軍(がくかぐん)」と呼ばれる精鋭部隊を率いて金兵に立ち向かう。
彼の合言葉は——「精忠報国」。
国に忠を尽くし、民を守るため、岳飛は数々の戦場で勝利を重ねていく。しかしその陰では、宰相・秦檜(しんかい)をはじめとする投降派の奸臣たちが、密かに策を巡らせていた。