あらすじ
目を覚ますと、私は見知らぬ女性になっていた。
鏡を見ると、波打つ金髪に青い瞳を持った美しい女性。どうやら公爵令嬢に転生したらしい。
けれど、ひとつ大きな問題があった。
私が目覚めた部屋には——扉がなかった。
やがて蘇った記憶によれば、私——エルネスタ・リーベルは、王太子妃となるための「純潔」と「忠誠」を守るという名目で、幼い頃から十年間もこの箱の中に閉じ込められていたらしい。
しかも婚約者である王太子アルフォンスには、別に愛する女性がいて——
十年間、外の世界を知らずに生きてきた令嬢は、その人生を取り戻すことができるのか——