あらすじ
「来年度から、ISO9001の取得プロジェクトを立ち上げる」
社長の一言から、課長の仕事は少しずつ変わり始めた。
ISOという言葉は知っている。だが、「取得する」となった瞬間、何をすればいいのか分からない。
そこで、元管理職の再雇用者――おやっさんと一緒に、会社で実際に起きている品質問題を調べ始める。
ネジの緩み。
取り付け間違い。
間違った「不良」報告。
調べていくほど、品質は最後に検査するだけのものではなく、作業方法や判断基準そのものの中に組み込まれていることが見えてくる。
そして二人は、ひとつの問いに行き着く。
「品質って、何なんや?」
答えを探すために、ISO、TOC、そしてAIへ。
これは、解決策を急ぐ前に、「何を変えるのか」を問い直していく現場の物語。