あらすじ
「今日という新月の日。俺は配られた情報をもとに、また見知らぬ人を殺しに出向く」国家の暗殺者として、感情を持たない人形のように生きてきた17歳のレイ。彼はある村の虐殺任務の最中、赤子を抱え、強い瞳で未来を見据える黄金色の髪の少年・ユーリと出会う。その場ではユーリを斬れずに見逃したレイだったが、数年後、再びユーリの暗殺任務を下される。偶然を装いユーリに接触し、秘密裏に暗殺の機会を伺うレイ。だが、ユーリと過ごす奇跡のような「二日間」の温もりが、人形だったレイのネジを、永遠に狂わせていく――。激動の暗殺劇から、70年後の世界へ。緻密に張り巡らされた伏線が、ラストに「ひとつの地続きの真実」を浮かび上がらせる、緊迫のサスペンス・ダークファンタジー。