あらすじ
梅雨のある日、高校生の藤原紡は、ひとりの転校生と出会った。
神風瑞希。
古風な言葉遣いと長い黒髪。
どこか近寄りがたい雰囲気を持つ彼女には、どうしても気になる秘密があった。
雨の屋上で見た、不思議な術。
時折見せる、不可解な言動。
そして――彼女が何かを知っているような、あの瞳。
「この子のこと、もっと知りたいな」
ただそれだけだったはずなのに。
瑞希との出会いをきっかけに、紡は少しずつ、今まで知らなかった東京の姿を知っていくことになる。
人の知らないところで息づく、神々と人ならざるもの。
そして、東京を待ち受ける「災厄の日」。
これは、ひとりの少女との出会いから始まる、現代東京の神々をめぐる物語。