あらすじ
古代文明とエーテル工学を学ぶ十五歳の少女、セリア・フェレイアス。
未知のものを知ることが何より好きな彼女は、知り合いのツテで、とある都市に存在する巨大な古代遺跡の探索へ同行することになった。
そこで探検隊が発見したのは、今なお稼働を続ける謎の機構と、その奥深くで眠る未知の存在。
古代文明が遺したものを前に、好奇心を抑えられるはずもない。
調査を続けていたセリアは、遺跡に残された操作端末へアクセスする。
そして――何かが彼女を読み取った。
『適合を確認』
「……適合?」
何に?
その答えを知ったのは、遺跡の奥で眠っていた存在が目覚めたときだった。
『お母さん!』
「いや、あたしまだ処女だよ?!」
古代文明が遺した「超生命体」。
なぜかその母親として登録されてしまった、ごく普通の女学生。
しかも目覚めた我が子(?)は、周囲のエーテルを取り込みながら、自分自身を作り変え、どんどん成長していく。
古代人は、なぜこんな生命を生み出したのか。
なぜセリアは「母親」に選ばれたのか。
そして、世界から姿を消した超文明に、いったい何があったのか。
そんな大きな謎はひとまず置いておいて――。
「だから! あたしは産んでないからね?!」
十五歳、独身、もちろん処女。
セリア・フェレイアス。
今日から一児の母になりました。