あらすじ

気が付いたら俺は、人生で一番やりこんだゲーム『人はいつか死ぬ』の悪役貴族、ロイスロットに転生していた。 「よろしくお願いしますね、救世主様」 ……待て。 こういう転生ものって、普通は前世の人格に上書きされるんじゃないのか? なのに、なぜ俺の頭の中にはロイスロットがいる? ロイスロット曰く、彼はゲーム内で起こるバッドエンドの未来を見たらしい。 そして、その未来を変えるために俺へすべてを託したという。 このゲームでは、ハーレムエンド以外のルートに進むと、必ずヒロインの誰かが死ぬ。 なら、目指す未来は一つしかない。 ゲームの主人公リュウジとヒロインたちのハーレムエンド。 ……ただし、問題がある。 ゲームで描かれていたのは、あくまで主人公リュウジの物語だけだ。 リュウジがヒロインたちと過ごしていない時間。 ゲームでは語られなかった出来事。 悪役であるロイスロットから見た、もう一つの世界。 そこには、俺の知っている『人はいつか死ぬ』とは違う現実があった。 小さな出来事。 些細な感情。 ほんの少しの選択。 そんな小さな「ズレ」が、少しずつゲームのシナリオを変えていく。 それでも俺は、ハーレムエンドを目指す。 ヒロインを誰一人死なせないために。 そして、その未来で自分が死ぬ運命だとしても――。 俺は、ゲームのシナリオと現実の矛盾を、一つずつ繋ぎ合わせていく。

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カクヨム
カクヨム2026/09/22
  • 現在の作品人はいつか死ぬ