あらすじ

病院で余命宣告を受けた私は、結婚を控えた彼に別れを告げようとしていた。 未来を奪われた絶望の中、心を落ち着かせようと山道へ車を走らせると、静かな湖のほとりに小さな店が現れる。 そこで待っていたのは、もうこの世にいないはずの父だった。 父が焼いてくれたクロワッサンの香りと、あの優しい言葉に背中を押され、私は再び未来へ進む決意を取り戻す。 そして彼のもとへ向かい、逃げずに「一緒に生きたい」と告げる――。 時を越えて現れる父の店が、人生の岐路に立つ私をそっと支える物語。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/22
  • 現在の作品三日月のパンには