あらすじ
夫であるミチユキさんを老衰で亡くし、アパートで一人暮らしを始めたハルさん。いつお迎えが来てもいいと思っているハルさんだったが、気がかりが一つあった。
長年住んでいた家の解体工事中に、謎の筒が壁から出てきたのだ。
筒の中には、読めない文字で書かれたメモと、謎の布の切れ端。何となく捨てられず、その正体も分からないまま所持していると、サバラ秋本の名のる女性が訪ねてきてこう言った。
「社長から、筒を預かっていませんか?」
彼女はミチユキさんの下で働いていて、遺言に従って筒の処分を依頼されたと説明するが、詐欺の疑いが拭えないハルさんは「筒など知らない」ととぼけてその場をしのごうとするが……。