あらすじ
誰もが知る、あの夜。
本能寺に織田信長がいる――誰もがそう信じていた。
だが、その夜、本能寺に信長はいなかった。
信長の不在を知らず、本能寺へ乗り込んだ男。
一方、その動きを静かに見つめる明智光秀。
やがて二人は、本能寺で刃を交える。
そして歴史は、誰もが知る「本能寺の変」へと姿を変えていく。
しかし、ひとつだけ不可解なことがあった。
本能寺で倒れた秀吉と、後に中国から戻り、山崎で光秀を討った秀吉。
――二人の秀吉がいる。
果たして、あの夜に何が起きていたのか。
誰が誰を欺き、誰が歴史を作ったのか。
これは、史実を否定する物語ではない。
歴史に残された記録の、その向こう側。
もし、私たちが知る歴史とは別の出来事が起きていたとしたら――。
すらいむライターが描く、もう一つの「本能寺の変」。