あらすじ
目が覚めたら、ホテルのベッドの上。
しかも――隣には、会社で『営業部の王子様』と呼ばれるイケメン先輩・八王子秀一が裸で寝ていた。
「……いやマジで何が起こった?」
経理部で働く村崎薫子、25歳。
八王子先輩とは、たまに挨拶をする程度の間柄だったはず。
それなのに、なぜ私は彼と一夜を過ごしているの?
混乱する薫子に、八王子先輩は甘い声で告げる。
「昨日みたいに、『八王子先輩の声でイッちゃう』って言ってほしいなぁ」
――なぜ私の秘密を知っている!?
実は薫子には、誰にも言えない「声フェチ」という秘密がある。
そして八王子先輩にも、人には知られたくない秘密があった。
それは――薫子の匂いに惚れ込んだ、重度の匂いフェチだったこと。
声に惹かれた女と、匂いに惹かれた男。
最悪の出会いから始まった二人の関係は、会社では秘密のまま、少しずつ形を変えていく。
「俺はね、薫子さんの匂いだけじゃなくて、薫子さんも好きなんだよ」
変態だけど、顔と声だけは最高。
そんな『営業部の王子様』との、ちょっと変わったオフィスラブコメディ。