あらすじ

十五歳の成人儀式で、レイルが授かった固有スキルは《後回し》だった。 攻撃力も、金を生む力もない。 できるのは、自分に起きた不利益を最大七日後へ送ることだけ。 誰もが「嫌なことから逃げるだけの外れ」と笑った直後、初めての討伐でレイルはオーガに胸を貫かれる。 《致命傷:実行まで00:00:08》 反射的にスキルを使うと、血は止まり、死だけが七日後へ移った。 傷は治らない。期限が来れば必ず死ぬ。 橋の崩落、毒、疫病、処刑、街の崩壊。 レイルは死ぬまでの七日間で、起きる原因そのものを探し、壊し、誰かの選択を取り戻していく。 ただし、同時に抱えられる不利益は三件まで。 同じ不利益は二度延期できない。 そして、延期した未来は、必ず取り立てに来る。 やがて空に現れる、世界滅亡までの残り時間。 これは無敵の英雄譚ではない。 絶対に間に合わない事件を、七日だけ間に合わせる少年の、期限付き異世界サスペンスである。

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カクヨム
カクヨム2026/09/22
  • 現在の作品外れスキル《後回し》、致命傷を七日後に送って生き延びる