あらすじ

「人を弱くすることしかできない黒魔術師は、もう必要ない」 新たな付与術師との入れ替えで、冒険者パーティを追放されたサム。 そんなサムのもとに、ある伯爵家から奇妙な依頼が舞い込む。 『我が息子の能力を弱体化させていただきたい』 伯爵の息子ハロルドは、神託によって世界を救うと定められた勇者だった。 ただし、重大な問題が一つ。 あまりにも有能な彼は、自分の才能を自覚すると、善意から世界を支配しようとする可能性があるというのだ。 そこでサムに与えられた仕事は、ハロルドの能力を封印し、本人に気づかせないまま、三年後に訪れる災厄から世界を救わせること。 サムは黒魔術を応用した特殊な付与魔術だと説明し、必要なときだけ封印を緩めることにした。 「すごいな、サム! 君の付与魔術は本当に頼りになるよ!」 ……いや、君がすごいんだよ。 これは、役立たずとされた黒魔術師と、自分の才能にだけは気づかない勇者が織りなす、勘違いと友情の物語。

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小説を読もう2026/09/23
  • 現在の作品追放された黒魔術師は、神託の勇者に有能だと気づかれてはいけない