あらすじ
犬獣人と猫獣人は、性質上合わない――らしい。
規律を重んじる犬獣人、ロイ・ハウゼン。
王国遊撃隊第四班の班長を務める彼のもとへ、西部警備隊から一人の斥候が異動してくる。
猫獣人、シオン・ミル。
自由で気まま。口を開けば減らず口ばかり。
初対面から最悪だった二人は、当然のように衝突を繰り返す。
しかし、共に戦場に出るたびに犬は気づく。
気ままで危なっかしいこの猫が、誰より優秀な斥候であることを。
そして猫は懐く。
堅物で生真面目な犬が、猫より猫の身を案じてくれたから。
やがて二人は、互いの一言だけで戦場を駆ける一対の相棒となる。
犬獣人×猫獣人。
一人で生き残ることに慣れすぎた猫が、自分の帰りを待つ犬と出会う物語。