あらすじ
水不足と竜害に苦しむ、テミラ王国。
第一王子リコルディ・アコルディアは、帰還するはずの従弟オリヴァーが戻らないことを不審に思い、父王の私室へ向かう。
そこで目にしたのは、瀕死の父と、血に濡れた短剣を手にしたオリヴァーだった。
「私はな、エゼンを見つけたんだよ」
かつて父が語った、古い言葉――エゼン。
その言葉を残し、オリヴァーはリコルディにも刃を向ける。
王の死を境に揺らぎ始める国。
増え続ける竜の被害。
枯れていく水源。
そして、四百年もの間沈黙を続ける機械国家エ・ソラリオン。
それぞれが守りたいもののために選択を重ねる中、リコルディもまた、自らの答えを探していく。
「エゼン」とは、何なのか。