あらすじ
18歳のルーク・エルヴァンは、辺境への赴任途中で突然“声”を聞いた。
《戦術支援を開始します》
それは、遥か未来から届いた軍事AI――ARES。
敵の数、地形、兵の配置、そして魔法。
与えられた情報から戦場を分析し、人間では見つけられない“勝ち筋”を導き出す存在だった。
だが、ARESは未来を知る万能の存在ではない。
分析するのはAI。
決断するのはルーク。
そして赴任直後、18歳の新人に最初の試練が訪れる。
味方、約500。
敵、約5000。
まともに戦えば、勝ち目はない。
それでもルークは、ARESが示す可能性と自らの判断を武器に、圧倒的な戦力差へ挑んでいく。
昨日まで何者でもなかった新人指揮官は、戦場で勝利を重ねるたびに仲間から信頼され、やがて国の命運を左右する戦いへと巻き込まれていく。
しかし、その戦いは一国の国境では終わらない。
三国を巻き込み、人族と魔人族が激突する大戦。
強大な魔法と、常識を超えた強者たち。
そして、戦いの先で少しずつ明らかになっていくARESの謎。
なぜ、未来の軍事AIがこの時代へ送られたのか。
なぜ、数ある人間の中から18歳のルークだったのか。
その答えは、彼自身さえ知らない“滅びる未来”へと繋がっていた。
これは、18歳の新人指揮官が未来から届いた軍事AIとともに戦場を駆け、やがて歴史そのものを書き換えていく物語。