あらすじ
とりあえずの主人公・沢渡(さわたり)一二三(ひふみ)は、中学3年生で剣道部の主将だ。ただし、地区大会の決勝で敗れた悔しさから世を儚んでいた。
(ああ、あれだな……坂道とか転げ落ちて生まれ変わりたい気分だ)
そう思っていた矢先、一二三は道端に落ちていたメロンの皮で滑り、望み通りに河原を転げ落ちて気を失った。
目を覚ましたそこへ、『大転生者』を名乗るヤマダと名乗る老人が現れる。
これはもしや、と思った一二三へ、大転生者は告げる。
「いや、こえは転生とかではなくて。それよりも大事なことが――」と言いかけると、突然、派手に血を吐いてもがき始めた。
「すまぬ、若者よ。これからお主の下にゲホッ! 運命を授かりし者たちがウゲエッホ!! 集い、おげえっほ!!! すまぬ、薬の時間じゃ。ゲホッ! ゲホッ!」
言い残して消えてしまった。飼い犬だけを置き去りに。。
・平成ギャル・徳川時代の剣士・中世の女性錬金術師・異次元からやってきた戦場医師の少女・気弱な忍者・普通に小学生の妹……。
これは異世界転移の叶わなかった少年のもとへと集まった、異世界からの転移者たちの物語である。そして繰り広げられる、河原でのユルいキャンプ生活。魚釣り。キノコ狩り。
もちろん魔王的なのもいるのだが、話はなかなか進まないのであった。