あらすじ
大学生になったばかりの天谷奏多(あまや かなた)は、悲劇に遭い転生する。しかし、転生したばかりの目の前にも火が迫っていた。
何とか、不思議な力にも守られ、親族に助けられた奏多は衝撃の事実を知る。
その事実を受け入れた奏多は、転生先イーリス王国の王弟のオライオンの息子である、ウェイン・イーリスとして生活することになる。
事件の後、高熱を出したウェインにお見舞いに来てくれた、自身の婚約者ユースティーナ。
彼女は、ウェインが知らなかった可能性について話す。
転生時から一年数カ月が経過した七歳の誕生日、魔物が生きる世界で役に立ちそうにもないウェインは絵魔師としてのギフトを授かってしまった。そして、何かの基準をクリアしたのか国から魔導端末を得る。
両親が得たギフトにがっかりするのか、とてつもない恐怖を感じた。しかし、待ちくたびれている両親に会いに行くと、それは、それは、両親は喜ぶ。
ウェインは何故それほどこのギフトに両親が喜びを感じているのか、このギフトの謎に迫っていくことになった。
そして、転生を受け入れてくれた、家族のため。家族が、悲劇に遭わないように、ウェインは必死に努力していくことになる。
何よりも問題は従兄であるソール殿下の立太子を阻止するのではないかと疑われることだ。
どうすれば逆にそういう感情を抱かれないのかと悩み、ウェインはとある決断をする。
それは、探索者としての立場を得ることだった。そして、この魔導端末でその様子を配信すればいい。魔物の血に濡れ、庶民と交流し、自由勝手に過す王弟子息なんて貴族が求めないと思ったから。
時に、王妃からいじめられ、王子殿下からは理不尽に暴言を吐かれ、王子殿下の取り巻きからはクスクスと笑われる。それでも、それらを跳ね除け、ウェインはその身に振りかかる事件すらも解決に導いていくことになる。
彼には常に精霊王からの加護が見守っている。精霊王の寵愛を受けし子どもは、常に自然に見守られていることを忘れてはならない。