あらすじ
数十年前に突如東京湾上に現れた異空間「竜渦」。
そこから湧き出るは無数の竜––––––”第一次悪竜現象”と称されたその大規模災害の影響で、多くの国家、人類は被害を受け、人口も21世紀初頭と比較し半減。海水面も著しく上昇し、地球の世界秩序は崩壊した……かのように見えた。
「竜渦」がもたらしたものは悪竜による害だけではなかった。
それまでの人類が観測したことのない、絶大なるエネルギーを帯びた新資源「ドラコナイト」。「竜渦」から回収したそれらにより、人類文明は飛躍的な進化を遂げ、ついには”悪竜”打倒のための武器––––––竜導武装《ドラグ・フレーム》の発明に至った。
そして、その「竜導武装」と適合した存在を「竜砕者」《プルべライザー》と呼称し、人類は反撃の狼煙を上げることとなった。
––––––––––––
時は流れて数十年。原初の竜砕者の活躍により、悪竜現象も竜渦内への撃退に成功。今や「竜渦」は国際政府の管理のもと、「ドラコナイト」の採掘地として東京にて人類のために活用されている。
身の危険を顧みず、「竜渦」に潜航しドラコナイトを回収する竜砕者《プルべライザー》は社会的にも意義の大きい、誉ある職業として重要視されていた。
海水面の上昇した旧東京洋上––––––エリア・Tと呼称されるその座標には、今では直径数十キロメートルに及ぶ巨大なメガフロート群が存在している。
世界唯一の対悪竜防衛拠点にして、竜砕者を育成する巨大浮島「学園島アギト」。
主人公である十神アヤトはこの学園の劣等生。それがある日、ひょんなことから数奇な運命を歩もうとしていた––––––。