あらすじ

気がついたとき、俺はコウモリになっていた。 剣もない。 魔法の使い方も知らない。 手どころか、人間の身体すらない。 あるのは翼と牙と、頭の中から聞こえてくる不可解な声だけ。 蛇に追われ、魔物から逃げ、食うために殺し、殺されないために考える。 そうして俺は、この世界で生き残った。 十年。 五十年。 百年。 気がつけば俺は、人間ではなくなっていた。 そして今――世界の果てに建つ魔王城で、魔王と呼ばれている。 これは、世界を救う英雄の物語ではない。 ただ生きたかった一人の男が、コウモリから始まり、やがて世界そのものを相手に「自分がどう生きるか」を選ぶまでの物語。 だから俺は、ここに書き残しておこうと思う。 世界の果てから、こんばんは。

連載情報

ウェブ小説

配信言語
カクヨム
カクヨム2026/09/22
  • 現在の作品世界の果てからこんばんは ~コウモリに転生した俺は、百年後に魔王になっていた~