あらすじ

学校の体育倉庫で、古びた一冊の『史記』を拾った高校生・蒼井悠。 本を開いた次の瞬間、悠は見知らぬ荒野に立っていた。 そこは現代から遠く離れた、紀元前の中国。 しかも、最初に飛ばされたのは秦でも漢でもない。 『史記』最初の物語——「五帝本紀」の時代だった。 教科書では名前しか知らなかった伝説の人物たちが、目の前で生きている。 剣の腕はない。馬にも乗れない。古代中国の常識だって知らない。 唯一の武器は、現代から持ってきた『史記』だけ。 誰が栄え、誰が滅びるのか。 どの国が天下を取り、どの王朝が滅亡するのか。 悠だけが、歴史の「結末」を知っている。 だが、『史記』に書かれているのは歴史のすべてではない。 たった一行の記録の裏にも、名も残らなかった人々の人生がある。 知っているはずの歴史と、目の前で起きる現実が食い違うことさえある。 これは『史記』一冊を手にした高校生が、歴史の結末を武器に紀元前中国を渡り歩き、やがて英雄たちの運命を左右する軍師となっていく物語。

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カクヨム
カクヨム2026/09/22
  • 現在の作品タイムスリップした高校生、中国で軍師になる